4.3 for文

 

for文構文

定められた回数だけ反復制御を行います。

for (初期化式; 継続条件式; 後始末) {
  文;
}
  • 再初期化式の後に「;」は入れてはいけない。

例題:

#include <stdio.h>

int main(void)
{
  int i;
  for (i = 1;i <= 10;i++) {
    printf("%02d 回目\n",i);
  }
  return 0;
}

 

for文とwhile文の交換性

一般的にfor文は「指定した回数分だけ処理を繰り返す」、while文は「指定した条件を満たすまで処理を繰り返す」と言う意味で、for文とwhile文は似ているようで定義されている意味は違います。

while文は、for文の条件式だけと同じです。
逆に言えば、for文はwhile文を拡張した文だと言えるでしょう。

実は、この2つは、同じような使い方をすることが可能です。
while文をfor文のように使う場合、次のようにします。

初期化式;
while (継続条件式) {
  繰り返す文;
  後始末;
}

for文をwhile文のように使う場合、次のようにします。

for (;継続条件式;) {
  繰り返す文;
}

演習

  1.  演習4-12 (A, Bクラス) p89
    正の整数値を読み込んで、その桁数を表示するプログラムを作成せよ。
  2.  演習4-13 (C,Dクラス)p93
    1からnまでの和を求めるプログラムを作成せよ。nの値はキーボードから読み込むこと。