10.3 ポインタと配列

ポインタの仕組み:ポインタで変数を指す

ポインタとは

ポインタ (pointer)とは、あるオブジェクトがなんらかの論理的位置情報でアクセスできるとき、それを参照するものである。有名な例としてはC/C++でのメモリアドレスを表すポインタが挙げられる。(ja.wikipedia.org)

ポインタ=メモリアドレス

間接演算子 * と アドレス演算子 &

ポインタの使用手順

  1. 宣言
  2. アドレスの設定
  3. 使用

ポインタで変数

間接演算子を使って、ポインタが指すメモリの値を取得することを間接参照するといいます。

間接演算子を用いれば、アドレスを間接参照するだけではなく、ポインタが表すアドレスに値を間接代入することもできます。

#include <stdio.h>

int main() {
  int iVar = 0;
  int *iPo = &iVar;   // 宣言&設定

  printf("*iPo = %d\n" , *iPo);  // 使用

  *iPo = 100; // 間接代入
  printf("iVar = %d\n" , iVar);
  return 0;
}

 

ポインタで配列

配列とポインタは全く別物

配列とは、多数の変数を順番つけでまとめて扱う方法であり、
ポインタとは、変数のショートカットを作る方法です。

文字列を1文字ずつ表示するプログラム

/* 文字列を1文字ずつ表示するプログラム */
#include <stdio.h>

int main(void)
{
  char str[] = "sun";
  char *p;  // 宣言

  p = str;  // 設定
  
  while (*p != '\0') {
    printf("%c ", *p);
    p++;
  }

  return 0;
}

 

演習(P245-2)

str1 に、’ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ’と初期化
str2 に文字列を逆順に格納

コード: a7-2-3.c

実行結果例: a7-2-3.exe

str1 = ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
str2 = ZYXWVUTSRQPONMLKJIHGFEDCBA